不働さんぽ コンテンツ

月々8万円

住宅ローンの返済

月々8万円

マイホームを購入するとき、気になるのが
住宅ローンはいくら借りれて、毎月いくら返済するか?

マイホームの計画をするとき、借入額や毎月の返済額を把握しとけば
マイホームの取得に向けてスムーズに動けるでしょう

今回は、毎月8万円(ボーナス返済無し)の返済について解説します

◎月々8万円でいくら借り入れできる?
◎月々8万円の返済で年収の目安?
◎借入額が足らないとき
◎繰り上げ返済

月々8万円でいくら借り入れできる?

月々8万円の返済額で住宅ローンを考えたとき
どれくらいの金額まで借りられるか、具体的に見てみましょう

➀ 自己資金(頭金)なし  変動金利0.6%
  
 返済期間      借入可能額       総返済額
 15年       1,380万円    1,440万円
 25年       2,250万円    2,420万円
 35年       3,050万円    3,380万円 

② 自己資金(頭金)なし  固定金利1.2%  
 
 返済期間      借入可能額       総返済額
 15年       1,320万円    1,440万円
 25年       2,070万円    2,400万円
 35年       2,760万円    3,380万円

上記のように、毎月同じ返済額であっても金利や返済期間が変われば
借入可能額も変動することが分かります

ただ、それに伴って利息も増えるので
合計でいくら返済することになるのかも把握しておくことが重要です

月々8万円の返済で年収の目安?

住宅ローンの月々返済額を決めるときのポイントとして
賃貸物件の賃料をベースに考えるケースがとても多いです
ひとつの参考にはなりますが、注意が必要です

なぜなら、返済額以外に家を維持するためのメンテナンス費用や
浄化槽維持に関する費用、固定資産税・都市計画税などの税金は
不動産を所有する限り必要で、計画段階で固定経費として
計算する必要があります

住宅ローンが変動金利の場合、借入期間中に金利が変動する可能性があり
返済の負担が重くなる場合もあるので、返済額は大丈夫だと思える基準よりも
少し低めに設定しておきましょう

具体的な目安としては
「 年間の返済額 ÷ 年収 」 がどれくらいの割合なっているかが大事です
一般的に無理のない目安としては20~30%程度といわれます

毎月8万円の返済で割合を25%で計算すると年収の目安は
「 8万円 × 12ヶ月 ÷ 25% = 384万円 」となります

実際の手取りは20%前後下がるため 1年の収入は310万円前後
月収換算で25.8万円となるので住宅ローンの返済額8万円を除いた
17.8万円で生活費として食費や車の購入・維持費・ガソリン代及び
教育費等が必要になり、更に住宅のメンテナンス費用、税金及び貯蓄などの
費用がかかります

借入額が足らないとき

借入額が足りない場合は、自己資金や頭金を活用することが考えられます
自己資金として用意できる金額が多ければ、その分だけ借入額を抑えられ
毎月の返済負担を軽減できます

ただし、ある程度自己資金に余裕があるといってもすべてを住宅購入のために
使ってしまうのは避けましょう。入居後に生活をしていくことも考えて
無理のない範囲で自己資金の金額を決めることが大事です

繰り上げ返済

マイホームを取得して、暮らしが落ち着いてきたら「繰り上げ返済」を
検討しましょう。住宅ローンの返済を前倒しで行うもので、通常の返済とは
別枠で取扱われるので元金を減らすことができます。元金が減れば
利息分として支払う金額も減るので、トータルでの負担を軽減できます

繰り上げ返済のタイプは2種類

「返済期間短縮型」 前倒しで返済した分だけ返済期間を短くする方法
         
「返済額軽減型」 返済期間はそのままに据え置いて毎月の返済額を少なくする方法

どちらの方法が合っているかは、ライフプランなどによって異なるため
自分に合った方法を選んでみましょう